"私たち"から変える
人と社会、地球環境
地域志向のモノ作り

Written by N.Kumano
(代表取締役社長 兼 CEO)

Prologue

名前をつけましょう

「REGINAのアイテムには、名前をつけましょう」そう発言したチーフデザイナー:千花の言葉に、初めは戸惑いのあったスタッフたちも、今では「キャサリンはサクラが人気ですね!」「アメリアさん、私に似合うかな…?」など、みんながお友達のように、時には我が子のように、親しみや慈しみを込めて呼んでくれています。

REGINAのお洋服を手に取ってくれた人たちにも、私たちと同じような気持ちを抱いてほしくて、私たちの頭の中はワンピースのことばかり、似合うカーディガンやアクセサリーのことばかりを考えています。袖を通してくれた誰もが、REGINA(女王様)になって欲しいと願って―

私たちのお洋服は
少なく、シンプル

REDUCE
そうして、私たちは一つのお洋服に名がつくまで何度も話し合いますが、無駄な資源を減らす工夫もなされています。1940年代のドレスをルーツとしつつもREGINAのお洋服が『少なく、シンプルな理由』

お洋服本来の品質と、相反するエコロジーを追求し続け10年が経ち、私たちは凝りすぎたデザインや見せかけの装飾を避けるようになりました。お洋服は、複雑なほど余計な資源を費やします。

その代わりに私たちは、生地や縫製やパターンの品質にこだわり、シンプルに無駄を無くすことを選びました。しかし品質が良く無ければシンプルなお洋服は成り立たず、幾度も苦労を重ねました。

さらにその省資源設計の恩恵として、商品自体の耐久性にも影響し、皆さまに永く着て頂けることにも繋がりました。

試作段階から厳選され、毎年・毎季節ごとに改良を重ね、定番のアイテムに育てるのもその理由から。アパレル業界の構造上、種類も増えれば増えるほど、処分されるお洋服も増えるのです。

お客様も、
お洋服も、
悲しませない

REUSE
どんなアイテムにも愛情を注いで作り上げ、お陰さまで沢山の人たちに愛されていますが、私たちがワンピースを好き過ぎるあまりに、一部の方には熱狂的なまでに愛されるものの、多くの方には着ていただけなかった…そんな子を、どうしても生み出してしまいます。

そんな時、多くのお店では「値下げ」、終には「処分」… 確かに他の人より安く買えれば得をした気持ちにはなります。ですが、その裏側で普通に買われたお客様は悲しんでいます。そんな悲しみを生まないように、極力安易な値下げをせずに済む工夫を考えました。

もしも不良返品や経年変化をしてしまった商品が出てしまっても、着用可能レベルまでメインテナンスを施し、売上金の一部を募金する公式アウトレットショップの展開や、地域のチャリティ提供など社会循環型の仕組みを用意しています。

貴女によりそう
愛されるお洋服

BELOVED
そして、お客様ご自身も適切なホームクリーニングや定期的なブラッシングケアなどをして頂くことでお洋服の寿命が伸び、より愛着を感じて下さること自体が、地球環境への配慮にもつながります。

そして、私自身も非常に悩ましい年頃なのですが…REGINAのお洋服が対象となる大人の女性は、体型変化が著しい世代でもあります。

そんなREGINA世代の皆さまに安心して着ていただけるよう、締め付けないのに細く見せる純国産パターンやストレッチ素材等にこだわり、体型変化にも柔軟に対応することで、より永く愛されるお洋服となっています。

こだわりの
丈夫さ捨て易さ

ECOLOGY
創業当初よりパッケージへのこだわりも強く、提携工場の協力により「再生資源で」「お洋服を守る強さがあり」「捨てやすい」 防水/防汚/破れない、その三拍子が揃った再生紙パッケージを完成させました。

確かに丈夫で立派な段ボールパッケージは安心ですし、届いた時に特別な気持ちにはなるかも知れませんが、過剰で捨てにくいことは私たちのホスピタリティやエコロジーに反し、お客様の手をもわずらわせてしまいます。

Profile

私がワンピースを
つくり続ける理由

最後に、私自身のことをお話させていただきます。まず、お会いする皆さまに「社長は男性だったんですね!」と驚かれます。

意外なのかも知れませんが、以前よりデザインやイラスト、写真撮影などの創作活動を続けてきた私にはごく自然な流れで、オードリー・ヘプバーンやジャクリーン・ケネディなどの「綺麗なワンピースを着た女性」に芸術的な美しさを感じていました。

そして2008年にReginaRisurreを創立してからずっと「全国の女性に美しくなって欲しい」と、変わらない想いを10年以上続けて来られたのは、皆さまがREGINAを愛し続けて下さっているからだと感謝しています。

ワンピースが
もたらす魔法

誤解を恐れずに言うと、REGINAのお客様は皆さま凛とされていて、嘘偽りや誤魔化しを見透かす聡明な方ばかりだと思っています。

数年に一度、ごく少数のお客様とシークレットなお茶会を行うことがあるのですが、皆さまいつも背筋がピンとされていて、お仕事や子育てなどお忙しい日々の中でもご自分のケアに大変な努力を割かれ、お伺いした年齢にも驚きの連続でした。

皆さま立ち振る舞いやお言葉遣いも丁寧で、自信に満ち溢れていましたが、その姿を見て『これは私たちのワンピースがもたらす魔法かも…?』などとうぬぼれつつ(笑)見惚れていました。

Epilogue

常識にとらわれない
シンプルな美しさ

その様に、REGINAのお洋服はプライス以上の価値を実現し、例えば高級ホテルやレストラン、結婚式やパーティーへのご参加にも申し分のない上品さを保っていると自負していますが、私自身は意外なほど質素な生活スタイル好んでいます。

時に歴史あるホテルのホスピタリティや、芸術の域にあるお料理などへの敬愛はありますが、単なる贅沢や過剰なきらびやかさには興味が薄く、シンプルさや*エシカルであることが美しさだと考えています。

*エシカル(ethical)…法律や常識に縛られず、社会にとって正しく公平な倫理観、環境保全や社会貢献活動など。

継続的な未来
壁のない世界

その価値観の先にあるのは、人や地球環境、地域などのサステナビリティ(継続的)な未来です。

私たちはWEBショップを営みながら、神戸の街で振興活動に参画し、地域や行政の方々、建築家さんやデザイナーさんなど様々な方と協力しあい、地元神戸を盛り上げようとしています。

環境改善を目標に街の緑化を掲げ、「芽ぐみの壁」と言う大型緑化壁面の設置や「三宮ロトンドロンド」と言う未来志向の社会実験に携わりました。今後はスマートテクノロジーを街に実装し、街の課題解決や神戸の良さを知っていただくと共に、いつかリアルとWEBの垣根が消え、お客様は時々の都合で隔たり無くお買い物を楽しまれる未来をと夢見ています。

Written by N.Kumano

CEO / Fashion Designer / Web Designer / Photographer / Illustrator / Local Activist
代表取締役社長 兼 CEO / 服飾デザイナー / WEBデザイナー / 写真家 / イラストレーター / 地域活動家